象
山の上にまた山 — どっしりと連なって動かない。静止と安定の象。
ごんいさん
止まる・静止・落ち着き・止まりどき
山が重なり止まる。止まるべき所に止まる
山の上にまた山 — どっしりと連なって動かない。静止と安定の象。
艮は「とどまる」。卦辞は「その背に艮(とど)まりて、その身を獲ず。その庭に行きて、その人を見ず。咎なし」— 背中(自分からは見えない所)で止まれば、我欲に引かれない。「時止まればすなわち止まり、時行けばすなわち行く」— 止まる・動くを時に応じて使い分けるのが艮の道。
動き続けてきた流れをいったん止め、静けさを取り戻すべき局面。止まることは後退ではなく、思い(私欲・焦り・比較)が出過ぎるのを鎮める技術。考えが場所を得れば(思うことその位を出でざれば)、心は乱れない。
新しい手を打つより、今やっていることを一度止めて棚卸しする。停止は最も見落とされる打ち手。
反応しない・介入しない選択を意識的に。すべての出来事に応答する義務はない。
「今は決めない」と決めるのも艮の決断。止まる期限を切っておけば、停滞にはならない。