象
水(雲)が天に昇っている。やがて降る雨をゆったりと待つ象。
すいてんじゅ
待つ・時機・備え・余裕
雨を待つ。焦らず養いながら時を待つ
水(雲)が天に昇っている。やがて降る雨をゆったりと待つ象。
需は「まつ・やしなう」。卦辞は「孚あり。光いに亨る。貞にして吉。大川を渉るに利あり」— 誠実さを保って待てば道は通じ、いずれ大きな川も渡れると説く。爻辞は郊外から泥、穴の中へと、待ち方の危うさの段階を描く。
動きたくても、まだ条件が揃っていない局面。待つことは停止ではなく、飲食し力を養う準備の時間。焦って险に踏み込むより、余裕をもって構えたほうが結果的に早い。
案件が動かないときは、追い立てるより準備の質を上げる。時が来たとき最初に動ける者が強い。
返事や変化を急かさない。相手にも熟すまでの時間がある。
今すぐ決めなくてよいなら、決めない。それも立派な判断。ただし待つ間の備えは怠らずに。