象
山の下から水が湧き出す。行き先の見えない霧の中の泉 — まだ形にならない若い力の象。
さんすいもう
未熟・学び・教え・啓蒙
山裾の霧。学ぶ姿勢が霧を晴らす
山の下から水が湧き出す。行き先の見えない霧の中の泉 — まだ形にならない若い力の象。
蒙は「おおわれて暗い」— 未熟さと啓蒙の卦。卦辞は「我より童蒙に求むるにあらず、童蒙より我に求む」— 学びは教わる側の求める心から始まると説く。同じ問いを繰り返せば答えは濁るとも戒める。
経験が足りず視界が利かない局面。それは恥ではなく、伸びる余地そのもの。自分から問いに行く姿勢と、教えを受け入れる素直さがあれば、霧は着実に晴れていく。
分からないことは早めに聞くほうが信頼を得やすい。知ったかぶりが一番遠回りになる。
相手を導く立場なら、求められてから応じるくらいの間合いがよい。押しつけの教えは届きにくい。
判断材料が足りない自覚があるなら、まず学び、詳しい人に問う。決めるのはそれからでも遅くない。