象
風と雷が勢いを増し合う。上が自らを損して下を益す — 恵みが行き渡る象。
ふうらいえき
益する・追い風・行動のとき・分かち合い
風雷の勢い。益あるときは迷わず渡る
風と雷が勢いを増し合う。上が自らを損して下を益す — 恵みが行き渡る象。
益は「ます」。卦辞は「往くところあるに利あり。大川を渉るに利あり」— 益の時は動くべき時、大きな川も渡れると明快に説く。上を損して下を益し、民は限りなく説(よろこ)ぶ。君子は善を見れば遷り、過ちがあれば改める — 自分を益す道も同じ。
追い風が吹き、投じたものが素直に増えて返る局面。この時期の正解は行動で、慎重に構えて好機を見送るのが一番の損失。得た益は独占せず下へ・周囲へ流すこと。それが風と雷のように、勢いをさらに増幅させる。
投資・挑戦・拡大に向く時期。渡るなら今。ただし益の分配設計まで含めて計画する。
受けた恩恵は次へ回す。与える側に回った人のところに、追い風は集まり続ける。
迷っている大きな一歩があるなら、条件が揃っている今が渡り時。善いと見たら速やかに遷る。