象
天の下で雷が時に応じて動く。計算も偽りもなく、天に従って動く象。
てんらいむぼう
無心・自然体・誠・作為なし
天の下の雷。作為なく誠のままに動く
天の下で雷が時に応じて動く。計算も偽りもなく、天に従って動く象。
无妄は「妄(みだ)りなし」— 私心や作為のないことを意味する。卦辞は「元いに亨る。貞に利あり。それ正にあらざれば眚(わざわい)あり」— 誠のままなら大いに通じるが、下心が混じれば行く先で災いに会うと説く。耕さずして獲る事を望まないのが无妄の行い。
戦略や演出を凝らすより、誠実さと自然体が一番強い局面。同時に「无妄の災い」— 落ち度がなくても降りかかる災難もこの卦のうちで、その時は薬を求めて騒ぐより、静かに通り過ぎるのを待つのが良いとされる。
小細工より正攻法。目先の成果を狙った作為は、だいたい見抜かれている。
計算のない親切がいちばん残る。見返りを設計した瞬間に、それは別のものになる。
動機を確かめる — それは誠から出た選択か。もし理不尽な災いの渦中なら、動かず過ぎるのを待つ。