象
風が地の上をあまねく渡り、すべてに触れていく。高い台から広く観る象。
ふうちかん
観る・観察・内省・示す
風が地上を渡る。よく観てから動く
風が地の上をあまねく渡り、すべてに触れていく。高い台から広く観る象。
観は「みる・しめす」。卦辞は「盥(てあら)いて薦(すす)めず。孚ありて顒若(ぎょうじゃく)たり」— 祭りで手を清めた直後の、最も心が張りつめた瞬間の構え。観ることは同時に、観られること・示すことでもあると説く。爻辞は童観から「我が生を観る」へ、観の深まりを描く。
動く前に、全体を静かに見渡すべき局面。情報を集めるだけでなく、自分自身の立ち位置と動機も観察の対象にする。また、あなたの振る舞いが人の手本として見られている時期でもある。
着手を急がず、市場・組織・数字をまず観る。観察の質がそのまま次の一手の質になる。
相手を評する前に、自分がどう見えているかを省みる。示す姿がそのまま説得力になる。
決断の前に一段高い場所から眺め直す。近くで見えていた問題が、遠目には別の形をしていることがある。