象
地の下で沢の水が満ちてくる。岸辺から水面に臨むように、大きな力が近づき育つ象。
ちたくりん
臨む・成長・近づく・勢いの初め
大きなものが近づく。育ちゆく勢いに乗る
地の下で沢の水が満ちてくる。岸辺から水面に臨むように、大きな力が近づき育つ象。
臨は「のぞむ・大いなるものが至る」。下から二本の陽が伸び始めた、成長期の卦。卦辞は「元いに亨る。貞に利あり」と勢いを認めつつ、「八月に至れば凶あらん」— この勢いも季節のように移ろうと釘を刺す。
物事が育ち始め、関与を深めるほど応えてくれる局面。人を導く立場に立つ時期でもあり、感化は威圧ではなく親身さから生まれる。ただし成長期は永くない — 伸びる時に伸ばしきる。
伸びている事業・スキルには今のうちに時間を注ぐ。成長局面の一手は平時の数手分。
後輩や部下に臨むなら、上からではなく近くから。寄り添う指導が一番深く届く。
好機は今だが、無期限ではない。「いつまでに」を添えて踏み出すと勢いを生かせる。