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六十四卦一覧
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天風姤

てんぷうこう

思わぬ出会い・侮れない兆し・見極め・距離

風が天下を行く。小さな兆しを侮らない

天の下を風がくまなく吹き渡り、あらゆるものに出会う。予期せぬ遭遇の象。

古典の意味

姤は「あう」— 五本の陽の下に一本の陰が生じた、不意の出会いの卦。卦辞は「女壮なり。女を取るに用うるなかれ」— 現れたものは小さく見えて勢いがあり、深く結びつくべきではないと説く。金の車止めに繋ぎとめる初爻のように、兆しは小さいうちに制御する。

いまの意味

予定になかった出会い・話・変化の芽が現れる局面。出会い自体は風のように自然なこと。ただし、その小さな芽が何に育つかを見極めるまでは、深入りを急がない。良い兆しなら育て、危うい兆しなら小さいうちに手を打つ。

暮らしの場面

仕事

飛び込みの話は、魅力的なほど一拍置いて検分する。小さな違和感は初期にだけ見える。

人間関係

急速に距離を詰めてくる相手とは、意識して歩調を落とす。時間が一番正確な鑑定士。

決断

偶然の出会いに乗るか見送るか — 判断基準は勢いではなく、育った先の姿を想像できるかどうか。