象
険しい水が山の前をふさぐ。進めば険、退けば山 — 行き悩みの象。
すいざんけん
行き悩み・足止め・助けを求める・内省
山前の険。進めぬときは戻って備える
険しい水が山の前をふさぐ。進めば険、退けば山 — 行き悩みの象。
蹇は「なやむ・あしなえ」— 進行の困難を表す。卦辞は「西南に利あり、東北に利あらず。大人を見るに利あり」— 平易な道を選び、険しい方角を避け、賢者の助けを借りよと説く。爻辞は「往けば蹇(なや)み、来たれば誉れ」— 無理に往くより、戻って身を修める者が讃えられる。
何をやっても引っかかる、前に進めない局面。この卦の答えは明快で、無理に突破しない・平易な道を選ぶ・助けを求める・戻って自分を修める。足止めの時間は、反省と支度のために与えられていると読む。
難所は独りで抱えず、経験者に相談する。迂回路の検討は逃げではなく設計。
こじれた関係に正面突破を繰り返さない。一度引いて、自分側の要因を静かに点検する。
「難しい方の道」に価値がある時期ではない。今回は平易で確実な西南の道を選ぶ。