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六十四卦一覧
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坎為水

かんいすい

険難・習うこと・誠実・流れ続ける

重なる険難。水のように流れ続けて渡る

水の上にまた水 — 険しい谷が二重に重なる。それでも水は流れることをやめない象。

古典の意味

習坎は「かさなる険(けん)」。卦辞は「孚あり。維(こ)れ心亨る。行けば尚(たっと)ばるることあり」— 険難の中でも誠実さを保てば、心は通じ、進む者は認められると説く。水は険を行きながら、その信(満ちれば必ず流れる性質)を失わない。

いまの意味

困難が一つ片づく前に次が来るような局面。ここで問われるのは突破力より継続力で、水のように、低いところを選びながらでも流れ続けること。困難への慣れ(習)は、この時期にしか身につかない技術でもある。

暮らしの場面

仕事

難局の連続では、完璧な解より「流れを止めない」ことを優先。小さな前進の反復が谷を抜ける。

人間関係

苦しい時期の誠実さは、後になって一番深く記憶される。取り繕うより正直に。

決断

険しさを理由に心まで暗くしない。決断の基準は平時と同じ — 誠実で、低きに流れる自然な道。