象
山が地の上でやせ細っていく。土台から少しずつ剝がれ落ちる浸食の象。
さんちはく
剝落・衰え・守り・土台
山が削られてゆく。今は進まず土台を守る
山が地の上でやせ細っていく。土台から少しずつ剝がれ落ちる浸食の象。
剝は「はぎおちる」— 陰が下から陽を削り、最後の一陽だけが残る卦。卦辞は「往くところあるに利あらず」と、動くことをはっきり止める。ただし上爻には「碩果食われず」— 大きな果実が一つ残り、次の芽になることが約束される。
状況が少しずつ崩れ、何をしても目減りしていくように感じる局面。ここでの積極策は傷を広げやすい。守るべき核(信頼・健康・技術・資金)を一つ決めて、それだけは削らせない。残った種が次の季節に芽吹く。
縮小局面では戦線を広げない。最後まで残す中核事業・中核スキルを明確にして守る。
離れていく人を追いすぎない。残ってくれる関係を丁寧に守るほうが再起の礎になる。
今は「何をやるか」より「何を残すか」の決断。攻めの判断は次の局面に譲る。