象
春雷が大地の上に響き、万物が浮き立つ。音楽と喜び、そして動き出しの勢いの象。
らいちよ
喜び・備えあれば・音楽・勢い
雷が地上に鳴る。楽しみと備えの卦
春雷が大地の上に響き、万物が浮き立つ。音楽と喜び、そして動き出しの勢いの象。
豫は「よろこぶ・あらかじめ」。卦辞は「侯を建て師を行(や)るに利あり」— 人心が和んで勢いに乗る時は、体制を立て事を起こすのに良いと説く。同時に、喜びに溺れる爻(鳴豫・盱豫)への戒めが繰り返される。
気分が上向き、周囲も乗ってくる局面。この勢いは物事を始める追い風になるが、楽しさそのものが目的化すると足をすくわれる。「豫」には「予め」の意もある — 喜びの時ほど備えを。
士気が高い今が立ち上げの好機。ただし浮かれた見積もりになっていないか一度締め直す。
楽しい集まりは大事にしつつ、雰囲気への同調だけで約束をしない。
気分が良い時の即断は甘くなりがち。勢いは使い、判断は一晩置く。